「一点集中、水平展開」。
中小規模の企業が行うべき、基本的な経営戦略。
特に、Webサイトを使ってビジネスをする場合に陥りがちなのは、「Webサイトに掲載すれば、何でも売れる」と思い込んでしまうもの。
でも、実際には、ユーザー（お客様）は、自分が求めているものだけを探して（検索して）やってくるので、そこで、あれもこれもと掲載していると、お客様が求めるものとのズレが生じ、結果、「売れない」ということになってしまいます。
企業（お店）が、成長していくためには、まずは、一番得意とする商品、または、利益率が高い商品にフォーカスして行っていくことが最適な戦略になります。
フィンランドの世界的な携帯電話メーカー、NOKIA（ノキア）は、元々は製紙会社。多角化を進め、成長をしてきたが、1990年代に経営危機に。
その際、不採算部門を削り、一番の採算が取れていて、将来性のある事業である携帯電話事業に経営リソースを集中させる。
さらに、世界ではまだ手を出していなかったデジタル通信をいち早く導入することで、ヨーロッパを中心にブレイク。
今や携帯電話の世界シェアNo1.企業（約40%）に復活を遂げた。
これも、「選択と集中」という経営建て直しのセオリーを実践した結果。
中小企業といえども、投下した資本に対して、儲けを最大化していくことが使命なので、できるだけ利益率の高い販売システム、プロセスを作っていくことには変わりはない。
今、私のクライアント様には、Webサイトで展開する上で、一番得意な分野、利益率の高い商材に特化した構成、販売プロセスを作って行っていきましょう、という提案して実践されています。
まずは、「一点集中」で、得意分野で成功事例を作り、キャッシュフローの改善を図る。
そして、利益が上がったところで、人的資源への資本投下を行う、つまり、人を雇い、次の事業へ、その成功事例を元に、「水平展開」していく。
これが、今直面している課題に対する最良のソリューションとなりうる。
「一点集中、水平展開」
今は欲を出さず、堅実に、そしてストイックに「儲け」にフォーカスしていく。
そうすれば、きっと道は開ける。
いつもありがとうございます。
みんなハッピー♪