桜の開花宣言から、ようやく満開になってきました。
家の近所の目抜き通りには、桜並木が続いていて、桜のトンネルの中を走っている感じになります。
また、最近では桜だけでなく、いろんな花が咲き乱れ、いい香りを放っています。
なぜ、人は花を愛でるのか?
確かに目に見て美しい、良い匂いがする、という理由もあるのですが、もっと本質的、本能的な理由があるようです。
太古の昔、地球上にはシダなどの裸子植物しかありませんでした。
そして、進化の過程で、雌しべと雄しべを持つ被子植物が登場してきました。(違いを説明すると長くなるので割愛します)
被子植物は、雌しべと雄しべを分けたことで、受粉をしなければ種をつけることができません。
そこで考えたのが、花(花びら)であり、匂い(香り)でした。
これによって、昆虫が花に寄ってきて、受粉をして、次の種を作っていきました。
この花の進化によって、昆虫も爆発的にその数を増やしていきました。
そして、この昆虫の増加の恩恵を受けたのが、まだ当時、マイノリティだった、われらが祖先の哺乳類です。
草や肉などの捕食をすることができなかったのですが、昆虫という高タンパクな食事ができるようになり、ここで一気に哺乳類の進化も進んでいきました。
という、長ーい歴史があって、人は自分たち(の祖先)を生きながらえさせた花を大切にする、愛でるようになったのではないかと言われています。
もし、そうしたことが私たちのDNAにインプットされているのだとしたら、もし、神様がそうしたことを忘れないようにしてくれているのだとしたら、それはそれで、素敵なことだし、意味あることだと思います。
今日は、ちょっとロマンを語ってみました。
いつもありがとうございます。
みんなハッピー♪