このご時世なので、今、お弁当を持参しているサラリーマンが増えているそう。
おかげで弁当箱や弁当箱関連の売上が好調とのこと。
今までは、近所の定食屋に通っていたのに、急に弁当にチェンジ。
近所の定食屋さんの経営状況の方が気になる・・・。
日本では、食糧自給率が40%と言われているが、厳密にはこれは、食糧を輸入して、“口に入っている数”の率。
実際は、外食や自炊でも、そのほとんどが捨てられている状態。
一説では、7割方、食べずに廃棄されているとも。
実にもったいない。
確かに、コンビニ弁当などは時間になると、廃棄しているし、スーパーなどでも賞味期限切れは、訴えられるから売っていない。
しかし、アメリカなどでは、スーパーなどでも賞味期限切れなどは、価格を下げて販売したりしている。
また、レストランなどでも、食べ残しを箱に入れて持ち帰るのは当たり前になっている。
一昔前は、ドギーバック(Doggy Bag:犬の袋)という言葉が流行っていたので、今でもそれを言う日本人観光客がいたけど、それは、今は恥ずかしいです。
普通に、「To Go Please」と言いながら、食べ残しを指させば、箱を持ってきてくれるので、くれぐれも、「犬の箱下さい」とは言わないように。
ちょっと前までは日本でも持ち帰りOKだったけど、1996年頃にO157という言葉が流行ってから、食中毒に対する意識が高まって、それ以降、食べ残しの持ち帰りができなくなったような気がします。
でも、今はこのご時世。また、食べ残しを持ち帰りたいという要望が高まっているとのこと。
確かに、食べきれなかったものをそのまま捨ててしまうのは、非常にもったいない。
持ちかえる代わりに、それでお腹が痛くなったとか訴えないことを前提に、持ち帰りOKになればいいのにと思う。
となると、これからはこの「もったない」に応えるビジネスが必要になってくる。
日本にはそういう持ちかえりの文化が広がらなかったので、持ち帰り用の箱があまりありません。
発泡スチロールの箱はあっても、アメリカのような持ち帰り用の箱を扱っている業者が少ないのです。
正式には、Food Containerという容器を言うものです。
もし、持ち帰りOKになれば、そうした容器の需要は確実に上がるので、ビジネスチャンスです。
ただ、本質論でいえば、食糧自給率の足を引っ張っているのは、過剰供給による廃棄なので、もともとの供給量を減らすことだと思います。
一部のレストランなどでは、半分の量のメニューを作り、価格も下げて提供したりしているところもある。
捨ててしまう分を余分に供給するのではなく、お客様のニーズに合わせた量で提供することで、お互いにとってメリットある形でビジネスができるはず。
「もったいない」という機運が高まっている今、そうしない、過剰供給を抑えた、また、お客様に合わせたサービスが求められているのだと思います。
この両面にビジネスチャンスがありそうな気がしています。
いつもありがとうございます。
みんなハッピー♪