【米アップルの1―3月期、増収増益 アイフォーンがけん引】
米アップルが22日に発表した1―3月期業績は、売上高が前年同期比9%増の81億6300万ドル、純利益が同15%増の12億500万ドルだった。高機能が人気の携帯電話「アイフォーン」の販売がけん引役となり、増収増益を実現した。一株利益は同15%増の1.33ドルで、市場予想の1.09ドルを上回った。(4/23日経新聞)
この不況時にでも、アップル強し。
アメリカでは、日本のように高機能、多機能の携帯電話があまりないので、iPhoneが売れるのはよくわかる。
今回の増収増益が、そのiPhone、iPod Touch用のアプリケーションのダウンロードによる収入が下支えしている格好。
確かに、全世界で10億ダウンロード達成ということで、アップルのサイトでお祝いしている。
でも、最近のアップルのサイトは表示までに時間がかかって遅いのは、そのせいかもしれない。
しかし、ここまで好調ということは、不況であっても、こうしたものにお金を使うということが分かったことが大きい。
外食や旅行などの出費を抑えても、少額のこうしたゲームやアプリに使う。
顧客一人あたりの単価は低いけれども、全ユーザーがコツコツと使い続けてくれれば、山となる。
フリーミアムではないけれど、会員やユーザーに対して、低価格の付加価値サービスを提供して販売していくという業態は、こうした不況時でも強いことが立証された形。
また、米国で好調な理由がもうひとつあって、ハイテクギーク(ハイテクのおもちゃ好き)やビジネスユースが増えているからではなく、むしろ、低所得者のiPhone所有が増えているため。
というのは、iPhoneさえあれば、電話も写真も、音楽もインターネットもこれ一台で済ませるので、実際の電話やカメラ、ラジカセ、パソコン、インターネット接続などの機器を揃えたり、利用料を払うことを考えれば、月額利用料の方が安いため、iPhoneへの一本化が低所得者層に広がっているため。
確かに、メキシコ系の人たちもiPhone持っていて、最近は裕福になったのかなぁと思ったけれども、こういう裏事情であることを知ると納得できる。
さらに、そこに低価格の付加価値を与えるアプリケーションのダウンロードと相まって、増収増益につながる。
不況だからこそ、強さが映えるビジネスモデル。
こんなビジネスで商売したいものです。
がんばろう。
あとは、iPhoneにワンセグとおサイフ携帯対応になると無敵なんだけどなぁ。TVは付くらしいけど。
いつもありがとうございます。
みんなハッピー♪