【エビデンスマーケティング】
商品を通じて、わかりやすい根拠・裏づけのある価値(=安心感に繋がる事実)をお客様に提案するマーケティング手法。
今、マーケティングの世界で注目されている手法です。
特に食品業界に多く見られ、昨今の「食の安全」という観点と、機能性食品として特保(特定保険用食品)が取りづらいというところから、このエビデンスマーケティングが注目されてきました。
エビデンスマーケティングは、消費者に対して「安心、信頼」を持っていただくための「証拠=エビデンス」を示していくマーケティング手法になります。
要は、お客様の購入心理として、まず商品やサービスの機能の前に、
「このお店(会社)は大丈夫だろうか?」
「この商品は本当に役立つ(効果がある)のだろうか?」
「お金を払って商品がこないなんてないだろうか?」
という不安を抱いています。
そのお客様の不安を取り除くために、お届けするインフォメーションとして、メールやホームページ、広告やチラシなどで発信していくことになります。
しかし、大企業の場合は、もう一歩進んだ解釈をしており、「適切なお客様に、適切な商品をお届けすることで、そうした不安を作らない」という切り口での商品開発が行われています。
特保商品とまではいかずとも、
「朝専用缶コーヒー」
「アルコール0.00%ビール風飲料」
「目覚めるカラダ朝カレー」
「二日酔いの後に一杯でしじみ70個分のパワー」
「真夜中の贅沢」
「部屋干しでも臭くならない洗剤」
と言った、機能や目的そのものをネーミングにあらわして、同時にエビデンスも訴求する商品が増えています。
つまり、凝った名前の商品で販売するよりも、それが何の目的の商品なのかをネーミングであらわしてしまうマーケティングが、大企業中心に行われています。
今、お客様のニーズが多様化してきており、モノが売れない時代になってきています。
そんな時代の最適なマーケティング手法として、エビデンスマーケティングが注目されています。
でも、この方法、ずっと前から小林製薬はやってきてたけどね。
小林製薬のネーミングの妙を研究してみてください。
http://www.kobayashi.co.jp/seihin/menu/name.html
いつもありがとうございます。
みんなハッピー♪