サンクスギビング(感謝祭)ホリデーで、シアトルに行ってきました。
ご存知の通り、シアトルは、マイクロソフトやスターバックス、そして、Amazonと言った世界的企業の本社があるインターナショナルビジネスの中心地の一つです。
(マイクロソフト・ビジターセンター)
(スターバックス本社)
(アマゾンの新社屋)
特に、シアトルのダウンタウンのど真ん中に位置しているAmazonは、今、とても勢いがあります。
今年は、オーガニックスーパー大手のWhole Foods Marketを買収し、自社で行っている「Amazon Fresh」を充実させるとともに、食品流通の分野に進出してきました。
実際、オーガニックスーパーの中でも、Whole Foodsは価格帯が他のオーガニックスーパーよりも割高でしたが、Amazonに買収されたことで、一部の品目の価格が下がってきました。
さらに、AmazonとWhole Foodsとの連携が顕著になったのが、今回のサンクスギビングでの「ターキー(七面鳥)」のクーポンです。
アメリカでは、サンクスギビングの際には、ターキー(七面鳥)を焼いて、家族、親戚、友人が集まってパーティーを開きます。
そのターキーが、Amazonのプライム会員であれば、20%OFFで購入できるクーポンが、Amazonのホームページで入手できるようになっていました。
恐らく、これもAmazonの実験で、今後、プライム会員のみのクーポンや割引価格で購入できるようになるかもしれません。
その販売方法の実験店舗が、「Amazon Books」です。
https://www.amazon.com/b?node=13270229011
Amazonは、もちろん、オンラインでの書店ですが、「Amazon Books」には、Amazonのサイトでの売れ筋商品やオススメの本などが売られています。
そして、そこで販売されている本は、通常価格と、プライム会員価格と分かれていて、プライム会員は、レジでAmazonのアプリを開いて、バーコードを読み込みことで、キャッシュレスで購入することができます。
支払いは、Amazonに登録してある支払い方法(クレジットカード)で決済されます。レシートもペーパーレスで、メールで送られてきます。
この仕組みが、そのうち、Whole Foodsにも導入されるのではと思います。
そのスマホのアプリを使った、キャッシュレスで買い物ができるようになっているコンビニがあります。
これが、今、話題になっている『Amazon Go』です。
「Amazon Go」は、また一般公開はされておらず、Amazonの従業員だけが利用できるコンビニです。
なので、観光客などは、入り口までで中に入ることができません。
これは、従業員を使っての運用実験で、恐らく、この技術を使って、一般向けのAmazon GoやWhole Foodsに反映されるのかと思います。
さらに、Whole Foods関連では、シアトルのお隣の街、ポートランドにあるWhole Foodsのオリジナルブランド商品を扱う「365」というオーガニックスーパーがあります。
この「365」でテスト販売していた『Next Level Burger』という、完全に肉なし、動物性の食材を一切使わないハンバーガーショップがテスト運用を続けていました。
そして、そのテスト運用の結果を受け、シアトルに3店舗、正式オープンとなりました。
http://www.nextlevelburger.com
ハンバーガーのパティは、大豆ベースやキヌアベースになっていて、チーズもプラントベース(アーモンドやソイミルクなど)でできているものを使っています。
また、シェイクなども、ココナッツミルクベースやソイミルク(豆乳)ベースで、甘みも砂糖は使わずにメイプルシロップを使うほどの徹底ぶりです。
これも、今後、その他のWhole Foodsにもオープンすることでしょう。
こうしたAmazonのいろいろなサービスが、シアトルを中心に実験的に行われています。
そして、帰りに空港でも、Amazonが存在感を示していました。
Amazonのビジネス向けのクラウドサービス「AWS(Amazon Web Services)」の宣伝が。
今やAmazonは、小売だけでなく、ビジネス向けのITサービスを充実させて来ています。
さらに、飛行機の窓からは、「Prime Air」なる飛行機が。
最近、通常のAmazonでの注文の配達が、商品によっては、Amazon自前の宅配便で届けられるようになって来ました。
こうした流通そのものも自分のところで行うようにして、外部に支払うコストを抑える戦略を取り始めています。
今、ニュースでも話題になっている、ドローンを使った無人配達も、この「Amazon Prime Air」で実験中のようです。
https://www.amazon.com/Amazon-Prime-Air/
流通革命を起こし続けているAmazon。
これからも益々、新しいことを世に出してくれることでしょう。
常に最新情報をキャッチして、真似できるところを取り入れて行きましょう。
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