ここ数回、ホームページにおける“数字”の大切さについてお話をしてきました。
今日は、その“数字”を把握するためのツール、アクセス解析ツール、特に、Google Analyticsを駆使して、ホームページを最適化する方法についてお話したいと思います。
すでに、アクセス解析ツールなどを使って、日々のアクセスレポート等を確認されていることと思いますが、そのレポートを見て、次の対策、次に何をしたらいいのかが見えていますでしょうか?
ごく一般的なアクセス解析ツールの場合、ページごとの数字、キーワードごとの数字、使用されているブラウザごとの数字だけが羅列されていてそこから、「何かを読み取る」なんてことは考えられていないレポートになっています。
そうしたレポートでは当然、「日々のアクセス数が増えた、減った」と一喜一憂しているだけで終わりとなるのは、ごく自然なことです。
アクセス解析をする最大の目的は、自分が行った施策が、正しく成果に結びついているかどうかを確認するためにあります。
なので、単純にこのページのアクセス数が増えた、減っただけのデータでは、あまり役には立たないのです。
その点、Google Analyticsは、非常にマーケティング的に考えられているアクセス解析ツールで、「これが本当に無料でいいの?」と思うぐらい高性能です。
基本的なトラフィックのアクセスレポートはもちろんのこと、ユーザーごとの数字や、ページごとの数字、そして、コンバージョン(転換率)まで測ることができる優れものです。
■Google Analytics
http://www.google.co.jp/intl/ja_ALL/analytics/
もし、まだ登録していない場合は、Googleアカウントをお持ちであれば、すぐに使えるので、ご確認下さい。
最初に、自分のホームページを登録すると、測定専用のコードが表示されるので、そのコードを自分のホームページの全ページの指定の場所に埋め込みます。
これだけで準備完了です。
Google Analyticsは、単に、検索エンジンや広告からの新規のアクセスを見るだけでなく、きちんと、検索エンジンからか、他のサイトからかリピート客かを分けて集計してくれます。
この数字を見ることだけでも自分のホームページのアクセスの割合が、どのお客様が多いのかで、次の戦略を打つことができるようになります。
基本的に、全体のアクセス数のうち、検索エンジンからのアクセスは、35%になるようにすることが望ましいと言われています。
また、検索エンジン経由でもなく、どこかの参照サイトからの経由でもない、「ノーリファラー」という属性の数字も把握できます。
この「ノーリファラー」というのは、お気に入りに登録してくれていたり、また、自分からのメール(メルマガ)などによる告知からの誘導が主になります。
俗にこの「ノーリファラー」は、ホームページを何度も見てくれる層のお客様でもありますので、ここの数字は25%を下回らないようにすることが望ましいと言われています。
ぜひ、Google Analyticsをお使いであれば、またこれから使われるのであれば、自分のホームページが、こうした数字になっているかをチェックしてみてください。
こうしたユーザーごとの属性を把握できるアクセス解析のツールは少ないので、Google Analyticsは非常に重宝しています。
さらに、
Google Analyticsの最大の特徴は、自分のホームページにおいて、ゴールをどこにするかを予め設定しておくことで、各ページからのコンバージョンや、検索キーワードごとのコンバージョン、さらには、どのルートを通ってコンバージョンしているかまで、計測することができます。
例えば、「資料請求」がひとつのゴールとしたら、それを設定しておくことで、資料請求を一番してくれたお客様が使うキーワードが分かったりします。
また、どのルートを通ったお客様が、一番資料請求してくれたのかも、把握することができます。
これによって、今のホームページにおいて、一番効率の良い方法や流れ(導線)を見つけることができるので、ホームページを最適化することができるようになります。
また、検索キーワードごとにもコンバージョン率がわかるので、もしかしたら、ニッチなキーワードであっても、コンバージョンが高いことがわかれば、そのキーワードでリスティング広告することで、少ない費用でも、費用対効果の高い、集客が実現できます。
さらに!!
これだけで終わらないのが、Google Analyticsの凄いところ。
実は、自分のホームページの各ページのアクセス数だけを分析できるのではなく、少し上級編になりますが、自分で加工したURLをメールやDMなど、外部からお客様を誘導する際の効果測定にも使うことができます。
これによって、どのメディアから誘導したものであるかを把握することができ、広告などの費用対効果を把握することができます。
以前にもご紹介したかもしれませんが、メール(メルマガ)配信においてメールの反応率を測定することができる「メール商人」というツールがあります。
■メール配信システム「メール商人」
http://tinyurl.com/mshonin
このサイトのトップページにある「メール配信レポート」をクリックして詳細を見てみてください。
こうした効果測定ができるツールと組み合わせて、配信したメールから何人の人を、例えば、資料請求ページに誘導して、何%の人が申し込んでくれたのかを把握することができます。
こうした自分が行う施策もきちんと数字で把握することができれば、その施策が正しいかどうか、または、正しく機能しているかどうかを確認し、次の一手が打てるようになります。
これを、「ホームページの最適化」と言います。
闇雲に、リスティング広告に手を出して、アクセス数が上がったのに売上が上がらないと嘆いてみたり、セールスレターのテクニックだけを学んで行ってみても、結果が出ないと悩んでしまうのも、こうして、きちんと行う施策を数字で把握することができれば、何がムダで、何がうまく行ったのかを確認することができます。
マーケティングで一番重要なのは、「仮説検証」です。
自分が立てた計画が、計画通り進んでいるのかを測定、分析していくことが、ネット販売で大きく成功するカギになります。
今回ご紹介したGoogle Analyticsは、かなり優秀なアクセス解析ツールで、いろいろなデータを獲ることができます。
しかし、一番肝心なことは、その数字から何を読み取り、次に何をしていくかが分からなければ、今までのツールと何ら変わりはありません。
もし、あなたが本気で、「ホームページの最適化」を図り、ホームページからの集客や売上アップにつなげていきたいということであれば、少し真剣に、このGoogle Analyticsを使いこなせるように勉強されることをお勧めします。
そこで、
今回、12月11日(金)に大阪で、12月16日(水)に東京で、このホームページの最適化に関するセミナーを開催します。
このセミナーにおいて、ホームページを復活させ、機能させるアイディアと、このGoogle Analyticsを使った集客増、コンバージョン増のための裏技を公開しようと思っています。
Google Analyticsのすべてを使いこなそうと思うと大変ですので、私がマーケティング上、必要と思われるチェックポイントだけをまとめてお教えしたいと思います。
毎日、ここだけを見てればいいというアイディアをお伝えします。
そこに、プラスして、Google Analyticsの裏技をお教えしようと思っています。
さらに、セミナー受講後にすぐにできる(やってもらいたい)、SEO対策のためのやるべきこともお伝えする予定ですので、ぜひ、11日、または、16日のセミナーにお越しください。
受講料は、今回に限り【無料】です。
なので、各会場とも先着30社とさせていただきました。
お早めに、お近くの会場(大阪、東京)のお席を確保して下さい。
また、同じようにネット販売で悩まれているお知り合いの方が周りにいらっしゃいましたら、ぜひこの無料セミナーを教えてあげてください。
ただし、お席の都合がありますので、席数をカウントするためにも、必ずお一人ずつご登録して下さい。
ご協力、よろしくお願い致します。
無料セミナーのお申込みは、今すぐこちらから↓
★無料セミナー
「ホームページ復活のための基礎講座&Google Analyticsによる効果測定」
https://www.mailea.com/seminar_Dec09.html
当日、お会いできることを楽しみにしております。
いつもありがとうございます。
菅 谷