「ネット販売は難しい」
これは、私だけが言っていることではなく、他のプロのネットコンサルの方も言っていることです。(但し、本物の人に限る)
ネット販売は、結局のところ、「通販」です。
通販は、広告に対する費用対効果や、反応率、コンバージョン率など数字をシビアに見ながら行っているマーケティングの塊の業界です。
逆にいえば、ネット販売で成功するためには、表層的な売り方から入るのではなく、もっと、“数字的な観点”を身につけることが成功の要になります。
以前にもお話をしたことがありますが、御社の扱っている商材は、選ぶキーワードによって市場の規模が決まってきます。
そして、そのキーワードにどれだけ広告投資をするのか、そして、そこからのコンバージョンが何%あれば、利益が上がるのかを計算すること。
さらに、この計算は、1回の購入だけで終わりになるのではなく、そのお客様の生涯価値(リピート購入など)を計算した上でのしくみづくりが重要になります。
まず、この部分の計算ができていなければ、ホームページを使ってのビジネス、ネット販売に着手されるのは、とても危険です。
ただ単にお金がどんどん消費されていく、金喰い虫になってしまいます。(実際、そうした会社が多いのですが・・・)
こうした数字的な視点を持って臨まないと、ネット販売、ネットビジネスでの成功は難しいと言えます。
ネット販売での成功は、まず「儲かるかどうか」の計算を先にすることです。
ここで一度、御社のホームページにおける数字の計算をしてみて下さい。
もちろん、ホームページ上の計算だけでなく、販売戦略全体としてのお金の流れも確認する必要があります。
実は、中小規模の会社の場合、業務プロセスの中で、経費削減していくには、限界があります。
つまり、必要最小限の規模の中でのビジネス展開になっていると思いますので、経費は削るに削れない、削っても微々たるものだと思います。
そこで、マーケティングに充てる経費などで足りない部分は、銀行などからの借り入れで、資金調達することになりますが、ポイントは、その調達したお金をどう売上アップに活用できるかどうかです。
銀行も、将来的にどれだけの売上が見込めるのかを視点にお金の融資をするので、そのための事業計画書、試算表が資金調達に重要になってきます。
でもね、一般的なオフラインの世界でのお店の場合、なかなか集客と売上の試算することは難しいのですが、ネット販売の場合、その特徴として数字を把握できる、把握できていることがポイントになるので試算表を作りやすいのです。
銀行などからの資金調達が難しい場合は、やはり、自力での売上を伸ばしていくしかありません。
ここでポイントになるのが、“いかに無駄な動きをしないか”ということと、“いかに営業コストをかけずに売れるものを売るか”になってきます。
つまり、そうした商品・サービスを販売するために、どのような顧客が相手で、どのようなキーワードを選べば、どれだけの市場があって、どのように広告を出したら、どれだけのクリック率、反応率があるのか。
そして、そこからホームページにどれだけの人が来て、どれだけの率で購入、もしくはアクションしてくれるのか?
さらに、その後、どれだけの率がリピート(購入)してくれるのか?
こうした一連の流れの数字をシミュレーションし、また実際に分析ツールなどで把握していくことで、ネット販売での利益率を上げることにつながっていきます。
この意識を強く持つことで、ネット販売は難しくなくなります。
もっと、数字にシビアになりましょう。
Google Analyticsなどで、数字を把握するようにしましょう。
数字が見えれば、「ネット販売は難しくなくなる」のです。
いつもありがとうございます。
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