突然ですが、あなたのお客様(見込客・既存客)は、御社の商材にお金を払いたい、払う価値があると感じているでしょうか?
いえ、お金を払ってもいいと思える情報を発信、関係性ができているでしょうか?
インターネットの世界は、ホームページを用意しているだけ良いのではなく、実は、売っている人の顔が見えていない分、実店舗よりも多くのお客様とのコミュニケーションを取る必要があるのです。
では、ホームページやブログで、もっと情報を発信すればいいのか?
違います。
お客様のとコミュニケーションを取らなければいけないのです。
ホームページやブログで情報発信するのは、ただの一方通行で、自己満足でしかありません。
「今日も情報を発信した。」
これでは、何も進展はありません。これは、twitterやfacebookについても同じです。
情報発信することが、次につながるのか?
有名人ではない人の「ランチに何を食べたのか」「どこにいる」という情報は、関係性ができていない限り、何の価値もない情報になってしまいます。
お客様との関係性ができた時点で、そうした情報に価値が出てくるのです。
つまり、
発信する情報が、お客様のとの関係性=お客様のステージと、適切に合っている時に、その価値が増すのです。
なので、テクニック先行で、「facebookでランチの写真を掲載すると、いいねがもらいやすいですよ」「動物の写真も惹きがいいですよ」だけを鵜呑みにしてしまうと、更新する手間ばかりかかり、何も次につなが
ることはありません。
お客様の状態、今、そこにいるお客様が何を知りたいのか、どういう情報を求めているのかを見極めた上で、適切な情報を発信することで、次の動きへと移行していくのです。
これが、コミュニケーションです。
直接、一人一人とお話することができれば一番ですが、それは難しいことです。
ここで重要なのは、コンタクトが取れるハウスリスト(見込客リスト)を持っているということ。
そして、そのハウスリストに対し、メルマガなども含め、発信した情報に対する反応、反応率を測定し、お客様の状態を把握することで、何を発信すべきかが見えてくるのです。
お客様は、自分が一番欲しい情報を手に入れられることを望んでいますので、このコミュニケーションを通じて、適切な情報をご提供することが、「この会社(人)は、自分がにとって有益な情報を与えてくれる」と認識してくれるのです。
つまり、それが、「お金を払う価値があるかどうか」の判断基準となるのです。
前回の記事で、私のApple Careで受けた体験をお話をしました。
そして、さらに、信じられないことが起こりました。
おとといの午後、サポートセンターに電話して、初期不良のリモコンの交換を依頼したのですが、その翌日のお昼には、交換の商品が届いたのです。
つまり、24時間以内にすべてが完了したことになります。
日本の企業で、ここまでの対応ができているところがあるでしょうか?
恐らく、このアクション、プロセスが売上向上に直結していると、気づいていないことでしょう。
Appleのサポートセンターの人は、「3日から1週間ほどかかります。」と言っていたのですが、実際には、翌日に届いたのです。
この“嬉しい裏切り”が、さらなる信頼感を獲得する装置になっているのです。
これは、大企業だからできることではなく、むしろ中小企業がやるべきことでもあります。
単純なノウハウやメリットと言った情報発信だけでなく、その情報発信の仕方とタイミング、そして、実際の行動がリンクすることで、お客様に「お金を払ってもいい」と思ってもらえることにつながるのです。
今回のAppleの対応を受けて、さらにこの会社のファンになりました。
製品の質だけでなく、こうした裏側のしくみが、会社を強くするのだと、常々、私がお伝えしてきていることに確信を持った瞬間でした。
あなたの会社は、お客様に「お金を払ってもいい」と思われているでしょうか?
もし、商品やサービスに競合が多く、なかなか売れない、集客できないということであっても、こうしたお客様の心掴む、コミュニケーションとアクションが用意されていれば、十分、対応していくことができると思っています。
お客様に感動してもらう、ファンになってもらう、という顧客化(ファン客化)のしくみを作ることは、私の専門分野でもあります。
業界や業種、商材によって、ファン客化する方法はいくつかあります。
今いるお客様、これからお客様になられる方をファン客に育て、彼らがあなたや御社に、「お金を払ってもいい」と思ってもらえる関係性を築いていきましょう。
その方法は・・・
いつもありがとうございます。