いよいよ、日本時間の13日の深夜2時から、アップルの基調講演が行われ、恐らく、新しいiPhoneの発表がされる予定です。
新しいiPhone(iPhone5と噂されていますが)では、様々な新機能が搭載される予定です。
すでに確定しているのは、iPhoneから直接、写真や動画、ウェブサイトの記事などを、facebookに投稿できる機能が追加されます。
この新しいiPhoneの登場で、ますますスマーフォン市場が加速化することは必至です。
ウェブマーケティングの世界においても、今後、スマホ対応は確実に行っていかなければなりません。
ただ、スマホ対策というと、すぐに、「スマホで見れるウェブサイトを作る」と考えてしまう方が多いのですが、それは、マーケティングにおいては、通販サイトでない限りは、あまりインパクトはありません。
今後、必要なスマホ対策は・・・
まずは、このスマホとSNSの普及によって、今、起きていることを知ることから始めると、今後、何をすべきかが見えてきます。
では、今、一体何が起きているのか?
スマホ・SNSの普及、ネット通販の普及により、お客様の買い物の仕方が変わってきています。
最近、お客様は、実店舗において、実際の商品を手に取って確認をしてから、家に帰って値段の安いところをネットで探して買う、という傾向が強まってきています。
オリジナル商品ではない商品を扱っている場合は、この傾向が顕著になります。
また、実店舗がメインになるビジネス(飲食店、美容室、写真館、歯科医院などのサービス業)なども同じで、こちらは価格だけでなく、評判というものが判断基準に付加されますので、お客様から「選ばれる」という必要があります。
今、こうした購買動向がある中、今、「O2O」という手法が注目されています。
O2Oとは、Online to Offline(オンラインからオフラインへ)という略で、オンラインにおいて、オフライン(実店舗)に誘客して購入してもらう手法を言います。
このO2Oの代表的なものとしては、紙ベースのクーポンや、facebookなどのSNSのチェックインクーポンがこれになります。
ウェブサイトで、「クーポンを印刷して、ご持参頂ければ、○%OFF!」とか、スマホのfacebookやfoursquareなどで、「チェックインしてくれれば○%OFF!」と言った施策が、O2Oになります。
最近では、大手印刷会社も、このO2O市場に参入して、クーポン発行のサービスの提供を開始しています。
しかし、ここに一つ問題があります。
結局、このクーポン発行や、チェックインクーポンにしても、結局は、ウェブサイトに訪れて頂かなければいけないという課題はこれまで同様変わりありません。
ということは、いかにアクセス数をあげるか?という部分では、これまで通りSEO対策や有料広告などを行っていく必要があります。
しかし、有料広告を出して、さらにクーポンを発行していては、正直、売上を圧迫してしまいます。これでは、儲かるのは、「O2O」のソリューションサービスを提供している会社だけになります。
ただ、クーポン発行やチェックインクーポンの発行が間違っているかということと、そんなことありません。
せっかくのコストをかけるわけですから、これをきちんと回収することができる「仕組み」を設けておくことが大切なのです。
また、「逆」も考えることが必要です。
実店舗に来店頂いたお客様を逃がして、別のネット通販やウェブサイトに行かせないための仕組みを用意することも必要です。
来店された時、在庫切れになっていたとしても、その場で購入できるようにネット通販(ご自身のウェブサイトへのアクセス)を明確に表示しておくなどの準備が必要です。
サービス業の場合、業態によっても異なりますが、来店頂いた際、その場でクーポンが発行できる、その場で購入できる仕組み、そして、その行動をSNSで共有することができる仕組みを設けることが必要です。
そうでなければ、また「O2O」という言葉だけに飛びついて、業者の言われるがままにしていては、一向に儲かりません。
今後、ますますスマホの普及が見込まれる中、何を考えて、準備していくかは、実店舗(オンライン)とウェブサイト(オフライン)の融合を前提に、お客様を逃さない仕組みを考えていくこと。
この両方を考え、準備していくことが、真のスマホ対策になります。
決して、スマホ対応ウェブサイトを用意することが、スマホ対応ではありません。
また、周りの情報に惑わされず、お客様にとって何が必要なのか?何が求められているのか?で考えていくという基本姿勢は、これまで通り普遍です。
さらに、
今、もう1つのスマホ対策として、オリジナルアプリによる集客とフォロー戦略があります。
スマホでの集客やマーケティングで、オリジナルアプリによる展開がポピュラーですが、それでもオリジナルアプリを開発(制作)するには、数百万円かかると言われています。
ゆえに、アプリの開発に消極的で、「そんなのは無理」と諦めていらっしゃるかもしれません。
しかし、もし、コストをそれほどかけずに、しかも簡単にオリジナルアプリが作れるとしたら・・・
次回は、スマホ対策のお話として、オリジナルアプリでの集客やマーケティングについてお話をしたいと思います。
お楽しみに。
いつもありがとうございます。