前回、「目標設定」をしましょう、というお話をしたところ、多くの方から、「今年の目標」をお送り頂きました。
私も成功法則、自己啓発業界に身を置いていたので、よく分かるのですが、立てた目標というのは、自分以外の第三者に具体的に伝えることで、よりその目標の達成率、実現性が高まります。
それをご存知の方が、募集はしていないのですが、お送り頂けたのだと思います。
あなたも達成したい目標があれば、ぜひ、私にでも結構ですので、第三者に宣言してみて下さい。
さて、今日も前回に引き続き、この「目標設定」についてのお話をしてみたいと思います。
なぜ、目標設定をするのか?という根本的な部分のお話なのですが、目標設定するから達成するのではなく、目標という「向かうべきゴール」が明確になるので、そこに向かうための「方法論」が明確になるからです。
大きな目標(夢)を設定することは、それはそれで有効でやるべきなのですが、まず、会社としての売上をあげるためには、年間の、月間の目標を設定することが大切です。
年間の目標の根拠は、月の売上目標の結果になります。
月の売上目標は、希望的な数値ではなく、前年度比、前月比などを参考に現実的に“必要な金額”で設定するべきです。でなければ、根拠があいまいになってしまうからです。
月の目標が設定できれば、そのための「根拠」を作ります。どのようにしたら、その目標の数値を達成できるのか?と。
つまり、この商品を○個、この商品を○個販売するので、この数値になるという具合です。
販売している商材が無形のサービスなどの場合、そこにつながるための見込客の獲得数や転換率などを目標値として、最終的には売上目標とつなげていきます。
それらの「根拠」を達成するために、何をするべきかの方法の検討に入るわけです。
例えば、フルマラソンで「4時間の壁を切る」と目標を掲げた時、それを達成するために「速く走る」というのは方法論にはならないですよね?
自分のスタミナのことを考えて、何キロ地点まで何分で走るようにペース配分するとか、ひざに負担がかからないように、前半はこうした走り方をするといった「戦略」を立てて臨むと思います。
これをビジネスにおいても当てはめてみると分かりやすいと思います。
月100万円の売上を上げるために、どの商品を何個販売すれば達成できるのか。
それをどのような方法(媒体やテクニックなど)を使って達成させるのかという「戦略」を立てられるようになると思います。
これまでお世話してきた多くのクライアント様は、最初の頃はいろいろと勉強されているので、「戦略」や「戦術」はよくご存知なのですが、ここが「目標」とリンクしていないので、空振りが多いのです。
「目標」とその「根拠」が明確になっていれば、ムダな戦略を立てる必要がなく、効率的にやるべきことも明確になってきます。
そして、「目標」達成のために必要になってくるのが、「しくみ」ということになります。
その目標を達成させるために、facebookなどのソーシャルメディアやブログ、メール、そしてウェブサイトを活用していくわけですが、これらが、目標達成のための最短距離になっているのかということが重要です。
つまり、目標を達成するために、集客、販促をかけていく中で、お客様をどのような情報で惹き付け、ブログでさらに情報啓蒙を行い、より商品や会社のことを知ってもらい、最終的に決済ポイントであるウェブサイトに誘導していく、という道のりをうまくつないでいくことになります。
これを、「最適化」と呼びます。
以前、この「最適化」についてお話ししたセミナーの動画があります。
最適化の基礎部分ではありますが、ぜひ、知ってもらいたい内容ですので、こちらの動画をご覧下さい。
参考にしてみて下さいね。