ここ最近、ウェブマーケティングにおいて、やはりスマホ対策は必須になってきています。
しかし、やはりスマホはスマホなりのユーザー傾向があり、これを知った上で、アプリや活用をしていく必要があるように思います。
昨年末に、Googleから出されたレポートでは、スマホユーザーが購入に対して、どのようにスマホを活用しているのかというユーザー動向・傾向がまとめられていました。
このGoogleのレポートによると、購入に至るまでの間の情報収集の段階(フェーズ)がとても重要だとのことです。
どういうことか?
私たちは、広告やソーシャルなどの情報で、まず最初に興味をそそられ、誘導されてきます。
そこからが重要で、いかに、適切な情報を発信できるかが、その後の購入につながると、重要視をしています。
Googleではこのフェースを、ZMOT(Zero Moment of Truth:事前情報探索)と呼んでいます。
このレポートによると、スマホユーザーでこのスマホで購入をしている人が全体の33%にとどまっており、その他67%は購入検討のための情報検索に利用しているということです。
つまり、私たちがスマホ対策としていくべきは、スマホで買いやすくするためにデザインを変えていく、スマホ用サイトを切り替えるということよりも、商品購入のための情報提供を濃くしていくことを念頭に考えていくべきなのです。
さらに、ここでもう1つ考えていかなければいけないことがあります。
それは、ソーシャル(Facebookなど)との親和性です。
今やソーシャルメディアは、スマホアプリは当たり前のようにあり、ほとんどのスマホユーザーがそうしたソーシャルメディアのアプリを使っています。
ということは、スマホでの情報提供と、ソーシャルメディアとの間での情報連携を考えた仕組みを作ることが重要になってきます。
これは、先日、私が講師を務めたアプリ作成ツールのセミナーでお話したことなのですが、アプリにしても、この購入決断をするための情報とソーシャルでの拡がりを作るための情報連携が1つの流れとして構築していくことが、結果につなげることができます。
これは、スマホに限ったことではなく、実際のウェブサイト、ブログ、Facebookとの情報連携の中で、得られた結果でもあります。
お客様のステージを理解することで、そのステージごとに適切なメディア適切な情報が発信されていることで、「購入(利用)」というゴールにお客様を誘導していくことができます。
ここにスマホサイトやスマホアプリという新しいツール(メディア)が入ってきても同じです。
バラバラに運用するのではなく、Googleの言うZMOTのプロセスの中で、どういう役割を果たすのかを考えて組み立てていくことになります。
これまでのように、新しいものが出てきたとすぐに手を出さずに、まずは戦略をしっかりと理解し、組み立てを行っていきましょう。
ご確認下さい。