今回は、少し初心に戻ってメールの使い分けと、役割についてお話ししたいと思います。
御社では、メルマガをどのような形で配信されていますでしょうか?
メールにはどのような役割があると思いますか?
メールは、facebookよりも、ブログよりも、より御社との紐づきの強いお客様に対して“ダイレクト”に情報が送れるメディアです。
ですので、facebookやブログよりも一歩突っ込んだ深い情報を発信することで、見込客から有望見込客に移行するための情報発信、有望見込客から受注への流れを作っていくのが、メールの役割となります。
となると、メール(メルマガ)の書く内容が分かってくると思います。
その前にメルマガの真の役割を、まずご理解頂ければと思います。
メルマガの本当の役割は、2つあります。
1つは、情報発信による啓蒙活動(会社や商材のことをしってもらうこと)と、リンクによる関連情報ページへの誘導で、見込客から有望見込客へと、顧客ステージを上げることです。
有望見込客に育てることで、ここでようやくセールスステージということになります。
もう1つの役割は、反応率を測定することで、お客様の嗜好(知りたいこと)を把握することです。
今おもちのリスト(配信対象リスト)次のメールやウェブ全体のテーマやキャンペーンなどでの絞り込みテーマに活かしていくことで、反応率を高めます。
これは当たり前ですが、何も分からない状態で、決め打ちでメルマガを配信するよりは、反応率の高いテーマは、お客様にとっては知りたいことになりますので、当然、反応率が高くなります。
従って、普段配信するメルマガでは、今、御社のお客様がどのようなことに関心が高いのかを調べるために、いくつかお客様の関心を惹きそうなネタを配信し、その反応率を測定することで、その嗜好傾向を知ることができます。
これを繰り返して、いくことで当然、反応率が高まりますので、これらをウェブサイトやfacebook、ブログなど全体に反映させていくことで、「最適化」されていくことになります。
全体戦略が、お客様の嗜好に沿ったものになっていくことで、先ほどの有望見込客に対し、セールスメール(私は、「ご提案メール」と読んでいます)を配信することで、成約率も高めていきます。
ただ単に情報発信するのではなく、目的やテーマを明確にメール配信すること。
そして、そのメールの反応率を知ることで、お客様の知りたいことを知ることができ、そこに合わせて、全体のマーケティングプロセスを最適化していくことができます。
メールは、単なる情報発信ツールではなく、全体の戦略に関わる大変重要な役割を担っています。
が、
これを理解していないと、正直、メールの威力を発揮することができません。
もっと効果的に、結果につなげたいということであれば、メールの役割を理解し、その活用方法を見直してみて下さい。
実際、私の方では、クライアント様のメルマガ原稿の校正もさせて頂いておりますが、当初のメールを見ると、やはり、メルマガの役割をご理解頂けていないので、「で、このメールで何をさせたいの?」と思わず聞いてしまうほどです。
でも、それだけ、皆さんは、書き方だけを勉強されていて、お客様は置いてけぼり状態になっているのです。
これでは、反応が低くなるのは当然です。
お客様を知り、お客様が求めていることをご提供することで、全体の流れがスムーズになっていきます。
ぜひ、これをあなたに実感して頂きたいと思います。
もし、メールやメルマガの活用方法について、何かご不明な点などございましたら、お気軽にご相談下さい。
また、手前味噌ですが、私の著書「ホームページ復活」では、今日お話した、顧客ステージや顧客定義について解説しておりますので、お読み返して頂ければ幸いです。
★「ホームページ復活」眠っているホームページを甦らせる7つの法則
ご確認下さい。
ということで、今日はこの辺で。
また、今度、セールスメールなどについてもお話したいと思います。