さて、今日は、何名かの方に、いろいろとご質問を頂きましたので、それについてお答えしていきたいと思います。
まず、このご質問はよく頂く質問なのですが、
Q.メルマガをやったほうがいいと言われますが、実際、どれぐらいのリストを集めればいいのですか?
A.マーケティング的に効果が出るリスト数でよく言われているのが、最低で500件、実際に設計した流れ通りに動くのが、1000件と言われています。
しかし、業界や業種、取り扱い商材や、そのリストのお客様との関係性(信頼関係の濃さ)によって、少なくても結果が出る場合や、多くても結果が出ない場合もあるので、一概には言えません。
しかしながら、一般的には、500~1000件の見込客リストを有していれば様々なキャンペーン施策、マーケティング施策、セールス施策を行うことで、結果を得られやすくなると、私の経験則上、そう思います。
ですので、見込客獲得のしかけを講じて、リスト作りを行おうという場合、当初の目標値として、まずは、500件を目標に、見込客獲得のしかけづくりとそこへの誘導に注力されると良いでしょう。
いかがでしょうか?
ある程度の目標数値をお出しすることで、安心される方がいらっしゃるのですが、数字が見えると、次にこんなことをご質問されます・・・
Q.500件のリストづくりとなると、大変だと思いますが、どれぐらいで獲得できるものなのでしょうか?
A.正直、これも個人差がありますので、一概にどれぐらいの期間で、ということはありません。
ポイントは、「どうすれば、500件のリストを獲得できるか?」という点にフォーカスすることです。
その前に、なぜ500件のリストが必要なのか?というところからのスタートなります。
確かに、マーケティングを動かすためには、最低500件のリストは必要だと思います。
しかし、重要なことは、その500件のリストから何%を売上に移行させるか(いわゆる転換率)が重要で、それが、御社nの月の売上目標との相談になります。
母数が常に500件と保たれていれば、仮にここから5%の転換率でセールスの流れができていれば、25件の受注ができるということになります。
でも、実際には、10件の受注が目標ということであれば、5%の転換率が確保できるのであれば、リストは半分の250件で良いということになります。
つまり、母数が大切なのではなく、あくまでもリストからの転換率を上げることができれば、メルマガリストは500件も集めなくて良いということになります。
このポイントに気がつかれていない方が多いので、みなさん、この母数集めばかりに翻弄されている感があります。
転換率を高める、維持することができれば、そもそも母数であるリストはそれほど多くは必要がないということになります。
しかしながら、500件のリストで5%の転換率、25件の受注ということであれば、現在の会社のポテンシャルを超えることになるので、ここで新しい人を雇うなど、構造的な改革が必要になるということですね。
ネットでのマーケティング、セールスで注目すべき数字は、母数よりも転換率です。
facebookから、ブログから、メルマガから、ウェブサイトへ誘導し、そこで受注に至る転換率がとても重要になります。
「500件あれば」「1000件あれば」ということではなく、受注に至るまでのプロセスの転換率が、目標達成に必要な数値になっていることで、母数が少なくても目標を達成することができますし、また、当然、母数が増えれば、結果も増えるということです。
いかがでしょうか?だいぶ、数字の見方が見えてきたのではないでしょうか?
それから、最近になって増えているご質問がこちらです。
Q.「動画」を使ったほうがいいと言われますが、用意する設備やソフト、準備する時間、撮影する時間などを考えると、その時間がもったいなく、返って機会損出してしまう気がするのですが・・・
A.「動画」マーケティングは、これからの時代は必須です。
というのも、今、ウェブマーケティングのトレンドは、モバイル&動画にシフトしつつあります。
モバイルというのは言うまでもなく、スマホ対策ですね。
スマホ用のウェブサイトを作るのも良いのですが、ここですぐに手を出さないで下さいね。
モバイルが必須と言いましたが、スマホ用のウェブサイトにしたことで売れるということではありません。
御社の商材を販売するために、対象となるお客様がウェブサイトに、どのような情報を求めているか、それをモバイルでどのように使われるのか?が重要です。
そこで、スマホ用のウェブサイトを作った方がいいのか、アプリを作った方がいいのか。ここで、費用対効果の高い施策にフォーカスすることが成功の鍵です。
さらに、いずれの場合でもスマホなどの画面では、どうしてもテキスト(文字)情報はなかなか読みづらいものです。
そこで注目されているのが「動画」なのです。
初めの質問に戻りますが、「動画」マーケティングを行うにしても、そんなに意気込む必要はありません。
動画そのものは、見ている方=お客様の集中力は長くて10分程度なので、1本の動画の長さは、5、6分程度で良いです。
撮影に使う機材も、本格的なものは必要なく、iPhoneやデジカメで十分です。
最近のスマホには、撮影した動画をすぐにYouTubeにアップする機能も付いていますので、スマホを固定するスタンドだけ用意すればOKです。
動画は、テキストよりも雄弁です。文字でお読み頂くより、動画で「音声」で聞いて頂いた方が、御社商材をご理解頂きやすいので、やらない手はありません。
もし、「動画」を行うことを、「できなさそう」「しっかりと作らないといけないのでは?」と思われているのであれば、そんなことはないことをご理解頂き、今から始めてみてください。
実際、私のクライアント様で、これまで全く動画などをやったことのない方が今では、数個の動画を撮影し、それをブログにアップ、メルマガからの誘導ということで、動画マーケティングを実践されています。
参考までに、ご覧になってみて下さい。
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当然、5、6分のビデオなので、コアまではお話しすることができません。
しかし、概要部分をお話することで、ご覧になられているお客様はもっと深く知りたいということで、こちらの会社様では実際、その次のステップ、個別ガイダンス(進路相談)や、説明会への申込みが入っています。
もちろん、そのための導線設計をしておいたからではありますが・・・
いかがでしたでしょうか?
今回はよく頂くご質問への回答をご紹介したのですが、あなたの中での疑問が解消されたのであれば嬉しく思います。
ウェブマーケティング成功の鍵は、「転換率」の把握としかけ(導線設計)です。
今回の回答を参考に、「やらない理由」をなくし、前に前進していって下さい。