前回、御社のウェブサイト(ページ)が正常に機能しているかどうかの判断基準として、「直帰率」「離脱率」の数値を見ましょう、というお話をしました。
サイトの中で重要なページ(お申込みや資料請求などの決済ページなど)での離脱率が30%が合格ラインです。
ちなみに離脱率とは、お客様が御社のウェブサイトに訪れていくつかのページを巡回した後、行き着いたページから最終決済をせずにサイトを離れてしまった率のことを指します。
ただし、もし買い物かごが外部の買い物かごサービスなど、ドメインが異なるものを利用している場合は、御社のサイト(ページ)での離脱率は高くても致し方ありません。
しかし、その際、もし買い物かご側のユーザー数(訪問された人数)が測れるのであれば、買い物かごへのユーザー数を、その最終決済ページのユーザー数で割ることで、そこでの「転換率」を算出することができます。
買い物かごページのユーザー数÷決済ページのユーザー数×100
例えば、買い物かごページのユーザー数が40だとして、決済ページのユーザー数が、200だとすると、
40÷200×100=20%の転換率
ということになります。
この数値が、御社の目標値を達成させるために十分な数値であれば良いのですが、もし足りないのであれば、この転換率を高めるために、ページの調整をする必要があります。
ページ調整としては、買い物かごへの誘導を分かりやすくしたり、購入しやすくするための、また、購入判断を助けるための情報を増やすなどの調整を行うことで、転換率を高める工夫をします。
これは、現在、離脱率が高い場合でも同じです。いろいろ巡回して決済ページに来たにも関わらず“離脱”するということは、何かしらの理由で「買う気」を削いでしまっている、「先延ばしする余地を与えてしまっている可能性があるということです。
もし、外部の買い物かごへの“転換率が低い”、または、自社サイト内の決済ページの“離脱率が高い”ということであれば、「改善の余地あり」ということになります。
さて、ここでもうひとつ重要なことがあります。
決済ページの離脱率の低下、外部買い物かごへの転換率の向上をするためのページ調整(=最適化)は、そのページの調整だけでは改善することはできません。
当然、ページそのもののデザインや情報の追加・修正などを行いますが、それ以上に重要なことがあります。
それは、「目的地」としての決済ページに至るまでの間に、お客様が購入するために必要な情報を入手して頂くしかけ、しくみを用意する必要があります。
そのしかけ、しくみが、ソーシャルメディアや自社ブログ、メルマガなどによる情報発信(啓蒙)と、そこからの決済ページへの誘導が鍵となります。
つまり、
ソーシャルメディアやブログ、メルマガと言った情報発信ツールで行うことは、
・お客様との間と信頼関係を築くこと
・購入に至るための情報啓蒙
・準備ができたお客様を決済ページへ誘導
の3点になります。
ちなみに、“発信する情報”というのは、商材内容もさることながら、「御社の商材を購入することによって得られるメリット」をお伝えすることになります。
こうした事前の情報発信(中身が重要)と、その落とし所である決済ページの構成が、受注率を高めるために重要になります。
さて、決済ページや情報をより知ってもらうためのページへの誘導で、離脱率を見ることで、そのページが機能しているか、また、そこまでに至るプロセスが機能しているかどうかを判断することができます。
もう1つアクセス解析で見るべき数字として、「平均ページ滞在時間」というデータがあります。
これは、そのまま「そのページに滞在している時間」になります。
読み進めてもらいたいページで、滞在時間が短く、すぐに“離脱”しているのであれば、そのページのままでは得たい結果は得られないということになります。
そのページの調整、修正が必要になります。
「離脱率」「直帰率」「ページ滞在時間」の3点を見ることで、そのページが機能しているか、調整・修正が必要かが分かります。
さらに、
Google Analyticsのその他のアクセスデータを複合的に見ることで、ソーシャルメディア、ブログ、メルマガからの流れが正常に機能しているかも見ることができます。
それぞれがバラバラに動いているのではなく、「目的地」に向けての流れ(プロセス)が最大化されていくよう、こうしたデータを元に、全体の最適化を進めていきます。
もし、今現状のウェブサイトやウェブマーケティングで限界を感じているのであれば、こうしたデータを元に現状を把握し、サイトやページの最適化を行い、改善を図りましょう。
今回、先着5社限定で、私の方で御社のウェブサイトを拝見させて頂き、アクセス解析を取られているのであれば、そのデータから「目的地」の調整・修正案をご提案致します。
もし、アクセス解析が設定されていない場合は、Google Analyticsの設置をして、しばらく現状の動きの測定します。
その結果を分析し、現状のプロセスの穴を見つけ、調整・修正案をご提示致します。
また、現状のソーシャルメディアやブログ、メルマガなどの情報発信ツールとウェブサイトの連携についても調査・分析致します。
御社のウェブサイトの分析と、今後の戦略設計を行います。
現状打破をお考えであれば、まずは構造設計そのものから見直されることをお勧め致します。
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サイト分析は、1社ずつ細かく見て参りますので【5社限定】とさせて頂いております。
現状のウェブサイトがどのような状態なのか、今後、どこに手を打てばいいのか、ということ
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いつもありがとうございます。