最近は、景気が良くなってきているせいか、士業の方や独立コンサルの方からのご相談が増えています。
というのも、集客が全くないので、なんとかしたいというよりは、ここ最近、お問い合わせや注文が増えているけれども、それ以上に、対応しきれずにせっかくのお客様を逃してしまっているので、何とか流出を食い止めたいというお問い合わせです。
確かに、全体的にいい雰囲気になりつつあり、お客様も戻ってきているようです。
実際、私のところにも1年以上もご無沙汰だったお客様から、再開したいとのご連絡がたて続けに来ています。
しかし、クライアント様が何故、お客様を逃してしまっていると思われているのか?ということです。
実感として、お客様からのお問い合わせや受注が増えているが、それ以上にサイト訪問数も増えている。
しかし、訪問数の増加率と、売上などの増加率を比べてみると、もう少し上がっていても良いのでは?という疑問が湧いてくるようなのです。
では、何がこの問題の原因になっているのかと、そのクライアント様のサイトを覗いてみると・・・
「なるほどね・・・」
一発で、改善点が見つかります。
何故なら、「うまくいってないなぁ」と言われるサイトには、皆さん共通した“欠点”があるからです。
その欠点とは・・・
もうお分かりですね。そうです、
「顧客導線」です。
簡単に言うと、お客様が迷子にならないようきちんと誘導ができているかということです。
これは、メニューだけではなく、各ページにおいて、そのページの役割が何であるかに沿って構成されているのか、ということです。
つまり、誘導してきたページで、“情報の読み切り”で、終わってしまっていたり、一番アクションしてもらいたいバナーやボタンなどが、サイドメニューの一番下にあったりして、お客様の動き(思考)と連動していないことが多々あります。
というのも、多くの場合、ホームページ制作会社には、「このメニュー、このページが欲しい」というリクエストしか出していないので、制作会社は、言われるまま作っていますので、当然かもしれません。
「このページには、このブログの記事(こうした記事)から誘導してくるので、◯◯の状態のお客様が予想される。だから、次にこのページに誘導(もしくは、購入ページに誘導)するように、目立つバナーを置こう」
という感じで、単なるページ構成だけでなく、お客様の流れも設計することができれば、今まで逃してしまったお客様も、次のステップに進んでくれることでしょう。
“情報の読み切り”ページになっているのであれば、穴が一つも空いていない状態なので、お客様はどこにも行けず、他のサイトに出て行くしかありません。
そういうと決まってこう言われます。
「だって、ここにメニューがあるじゃないか」って。
実は、人の目は都合よくできていて、全てのモノを見ているわけではなく、“その時に興味のあるもの”しか目に入りません。
例えば、あなたが、昨日見たサイトのメニューって覚えていますか?
どのページ(情報)を見たかは覚えているかもしれません。しかし、その他にどんなページがあったかまで覚えていないものです。
御社のサイトにトップメニューやサイドメニューがあると知っているのは、あなたと会社の人だけで、導線の観点から見ると、興味のないメニューは目に入っていないということを知っておくべきです。
また逆に、導線の観点から次のアクションにつなげるバナーを本文の最後に設置したところ、クライアント様から、
「見栄えが悪い」
「何かあからさまで、いやらしさを感じる」
という意見が社内の人間から多く出たということで、とりあえずそのバナーを外すようリクエストを頂きました。
しかし、バナーを外した途端にアクション(その時は資料請求)が急ブレーキ。
考えられることは、そのバナーを取り外したこと。
すぐに、バナーを基に戻したところ、お客様が戻ってきました(反応が戻りました)。
つまり、身内は自分のサイトをいつも見ているので、何がどこにあるのかを知っているので、本文内に設置されたバナーには違和感を感じるようなのです。
でも、お客様の視点に立って考えると、どこからサイト(ページ)に来たのかによって、次のアクションが明確になっていることの方が重要で、私たちの目的は、何といっても「反応させる」こと。
見栄えよりも、機能性です。
確かに、見た目のきれいさはブランディングの上で、とても重要です。
それに加えて、お客様視点に立った「導線設計」がなされているかが、もっと重要なのです。
御社のサイト、お客様がどの媒体から誘導され、どのページに着地しているのか。
そして、そのページのコンテンツ(内容)が、“読み切り”にならずに、次のアクションが明確に示されているのか、を再度検証してみて下さい。
もし、自分では分からないということであれば、簡単に何が足りないのかをお伝えすることはできますので、お気軽にご相談下さい。
御社サイトのURLを添えて、私までメールを下さい。
このメールに返信頂いて構いません。
または、お問い合わせフォームよりお送り下さい。
https://www.mailea.com/inquiry.html
お待ちしております。
それでは、また。
いつもありがとうございます。