前回、自分の考えと、実際のお客様(の需要)との間にズレが生じているうちは、何をやっても効果がない、というお話をしました。
集客や販促につなげるために、facebookやブログ、メルマガで情報発信するわけですが、それが自分の思っていることと、お客様が求めていることは、得てしてズレています。
またまた、私の別のクライアント様でも起こりました。
ある士業のお客様なのですが、ユニークなコンテンツでの情報発信や商材販売をされているので、今年から、Yahoo!の専門ページに監修として掲載されることになりました。
当然、Yahoo!から本サイトへの誘導導線(リンク)が設置されるとのことで、その流れからの成果(商材販売 or 顧問契約)に結びつけられるよう、導線設計のご依頼を頂きました。
そこで、まず現状の調査から始めました。
Google Analyticsを設定し、Yahoo!掲載からの1週間のアクセス解析をしました。
そうしたところ、やはり、クライアント様の考えとお客様の需要とのズレが生じていました。
Yahoo!側では、チェックリストを選ぶと、それに合った回答(情報)が出る仕組みになっており、その回答によって、クライアント様のサイトに誘導するリンクが貼られていました。
クライアント様側のYahoo!からの誘導先ページは、主力の情報商材の販売ページに設定されていました。
特に、Yahoo!のユーザーは個人の方が多いということで、その情報商材も、個人版の商材ページに誘導するよう、リンクを貼っていました。
しかし、実際のアクセスを見てみると、確かに多くのお客様がYahoo!から流れてきていたのですが、その誘導先ページでの直帰率が90%近く、ほとんどのお客様がサイトから離れてしまったことになります。
ただ、ここで重要なことは、残り数%のお客様の「動き」に注目することです。
離脱せずに留まったお客様は、サイドメニューにあった、ある情報ページに多くアクセスしていることが解析の結果わかりました。
結局、そのお客様の流れを紐解いてみると、Yahoo!側でのチェックリストを行って出た結果の情報と、その移動先のページのコンテンツが一致していました。
つまり、
当初、クライアント様が予想していた(期待していた)ページへの誘導は、「販売目的」のページであるため、Yahoo!からの一見さんのお客様とは関係性が築けていないため、購入とは至らなかったのです。
当然と言えば当然ですね。
お客様が今自分の身に起こっている問題に対して、それに関する情報を閲覧している状態のお客様なのですから、まだ「買う」状態にはなってはいません。
ということは、
Yahoo!側からの誘導先ページは、できれば、Yahoo!側のチェックリストの結果に連動した内容のページに誘導することが望ましいということになります。
もしくは、
Yahoo!からの誘導先ページで、アクセス解析から導き出された一番関心の高いコンテンツに照準を合わせて編集し、そこからの次のアクションは「販売」ではなく、見込客集客のための無料オファーにするという改善案が考えられます。
ということで、早速、後者の対策を講じてみたところ、案の定、直帰率は、50%前半に落ち着き、訪問客中の約3割が無料オファーに反応する結果になりました。
ただ、まだ変更後1週間の結果なので、微調整を行い、さらに直帰率の低下と無料オファーへの転換率向上を目指します。
これも、またGoogle Analyticsの結果を見ていくことで、誘導先からの誘導導線に問題があるのか、誘導後のページコンテンツ、次のアクションへの導線設計に問題があるのかがわかるので、数値を見ながら微調整を行っていきます。
逆に、こうしたアクセス解析の数値を見ることで、お客様の動き(需要)が見えてきますので、今回のような具体的な対策を講じることができます。
ここで、その対策で今まで勉強されてきたテクニックやノウハウが活かされてくることになります。
御社のウェブサイトの現状の動き、また、狙っている導線通りに推移しているのかを知りたい、また、今後の対策や改善策を知りたいということであれば、私の方でサイト分析しますので、ご用命下さい。
ウェブサイトの分析依頼はこちら↓
https://www.mailea.com/GApack.html
お待ちしております。
ということで、今日はこの辺で。
それでは、また。
いつもありがとうございます。