今月の初め、1月7日から10日にかけて、アメリカ・ラスベガスで世界最大の家電見本市「CES2014」が開催されました。
ここでは、各メーカーが最新家電の発表をするわけですが、今年のCESで目立ったのは、やはり、スマホと家電の連携、スマホと車の連携が多かったです。
スマホやタブレットなどは、目新しいモノはありませんでしたが、スマホで管理することができる家電が充実していました。
このスマホと家電の連携というところには、実は、今年注目されるであろうマーケティングトレンドが存在します。
それは・・・
「ライフログ」です。
「ライフログ」とは、その名のとおり、一日の動きや、その日食べたもの、体重の遷移など、これまで、あなたもスマホアプリでやってこられたことがあるものだと思います。
今年、この「ライフログ」に、企業が注目をしています。
特に今年のCESでは、ダイエットログなどを収集・解析することで、その個人に対して、病気を未然に防ぐための食事の提案や健康の関する情報発信など、医療や健康に対する市場が拡大するであろうと見ています。
特に面白かった「ライフログ」は、電動歯ブラシとスマホが連携でき、歯磨きの「ライフログ」が取れる機能がついていたものでした。
また、スマホなどで、位置情報の履歴から、マーケットリサーチや出店計画、商品開発などの提案を行っていく、というビジネスチャンスもあるとみているようです。
今年には、Google Glassや、Appleも腕時計型のスマホなどのウェアラブル端末(身につける端末)が登場する予定なので、より個々人の「ライフログ」を取る機会が増えていくことになると思います。
現状、「ライフログ」は、とりわけ健康管理に特化していますが、今後は、ライフ(生活)そのもののログが取れるようになってくると思います。
この「ライフログ」、うちには関係ないとは思わないで下さいね。
今後は、自分で「ライフログ」を取るということではなく、「ライフログ」の統計データの売り込みや、それを元にしたご提案が来るかもしれません。
そうした場合、むしろ、自分の商品を販促するために、どのようなデータが欲しいのか、必要なのかを予め知っておく(用意しておく)必要があります。
これは、今、現状でも必要なことです。
御社の商材を買ってくれるお客様(商材が解決策となるお客様)は、どのような情報を欲しているのか、そのために、どのような“行動”を起こしているのかなどを想定する必要があります。
これが定義できていると、広告媒体や広告の出稿先(対象)や、広告の文章、また、ブログやメルマガのネタなども決まって来ます。
ムダ弾を打つことなく、ピンポイントで、“本当に相手にしたいお客様”に、アプローチすることができます。
ここができていると、これから訪れる「ライフログ」時代にも対応していくことができます。
スマホや携帯端末、「ライフログ」アプリの普及により、増々、個々人の動きが、「売上」につながる大きな武器になってきます。
実際、今、御社のサイトにアクセスしているデータも、「ライフログ」の一種です。
お客様の動きから、求めているもの、また傾向を知ることで、効率的なマーケティングやセールスに活かすことができます。
お客様の動きを数字で見る癖をつけていきましょう。
以前、私のブログで、「数字で把握する」ことに関する記事を書いていますので参考にしてみて下さい。
「なぜ測るだけダイエットで痩せるのか?」
http://archives.mailea.com/archives/385
ご参考までに。
ということは、今日はこの辺で。
いつもありがとうございます。