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2020年のトレンドはエコ&IoT

先日、1月7日~10日に、ラスベガスで世界最大の家電見本市「CES 2020」が開催されました。

毎年ここで、最新技術の電化製品や商品が登場し、その年のトレンドになると世界中が注目しているコンベンションです。

昨年2019年のBest of CESは、電化製品ではなく、「Beyond Burger」が受賞しました。

「Beyond Burger」は、一切、動物性食材を使わないプラントベースのイミテーションミートですが、アメリカでの健康食ブームもあり、革新的なアイディアと加工技術が認められ、選ばれました。

そして、昨年2019年には、大手のハンバーガーチェーンが相次いで「Beyond Burger」のメニューを発売。

そして、スーパーでも普通に「Beyond Burger」が販売されるようになりました。

まさに、CESはその年のトレンドを予言するイベントだったりします。

そして、今年2020年のBest of CESは、冒頭にもあったタワー型のマシンです。

これは、「家庭用浄水器」です。

と言っても飲料用の浄水器はすでにありますので、これは、生活用水用の浄水器になります。

家庭の中で多く水を使用する洗濯機の水や、アメリカならではかもしれませんが、庭に撒く水、そしてプールやジャグジーなど、口には入れないけれども大量に使用する水をできるだけ再利用するための浄水器になります。

今年は、このHydraloopのはじめ、多くのエコ家電が登場していました。

さらに、一昨年辺りより出始め、昨年から本格化して来た、「スマートホーム」

Amazon EchoやGoogle Home Miniなど、スマートスピーカーで音声操作するなど、家の中のものをインターネットを介して操作する「IoT」関連商品が多く目立ちました。

中でも面白かったのが、アメリカでは祝日などによく行うBBQ。

そのBBQグリルにも、IoTの流れが訪れていました。

お肉にセンサーを付け、温度や焼け具合などをスマホで管理し、自動的にグリルの温度も調整してくれる「スマートグリル」が登場していました。

そして、IoTは、車にも。

今年のCESの目玉は、あのSONYが、コンピューター制御のコンセプトカーを発表したことです。

今後というか、今年中から自動運転が本格化します。

SONYもその分野に参入を視野に入れていると言うことです。

もはや自動車は動くコンピュータで、自動運転が本格化すると、車内では乗っているだけになりますよね。

今回、発表されたSONYの車には、いくつものスクリーンがダッシュボードに並んでいます。

ここで、SONYのコンテンツ(映画や音楽など)を楽しめるように、自動運転の車にコンテンツ配信をしていくと言うことを考えているようです。

SONYは昔から、コンテンツとデバイスの融合を行ってきたので、ウォークマンが車になると言うことですね。

今後、ますますIoT化が進みます。

外出中でも家の中の様子を見れるカメラも、定点ではなく、自由に家の中を周り撮影するロボットカメラも登場していました。

まさに、スターウォーズのBB8のように、回りながら動きます。

もちろん、外出先のスマホから操作することができます。

これまで全ての部屋を見るのに、何台もカメラが必要だったのも、これ一台で家中見て回ることができるようになります。

今年は、ますます家の中のものがIoTが繋がり、どこからでも操作できる時代が進んでくると思います。

Best of CESに選ばれた商品やサービスが、その年のトレンドを作る。

直接的に、あなたのビジネスに関係がないものもあるかもしれませんが、こうした最新情報のアンテナを張り巡らせていることが、お客様の需要をキャッチするためのいい訓練になりますので、常にアンテナを張っていきましょう。

逆に、IoT化の流れが早くなる今年、あなたのビジネスでできることは何かを探っていくことも、ビジネスチャンスを掴むポイントになります。

最新のトレンド情報をどうビジネスに活かすか、考えてみて下さいね。

と言うことで、今日はアメリカのビジネス最新情報でした。

また、新しい情報があればご紹介していきますね。

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