基本的に私たちは、と言うか、人間は将来について不安を感じることが多いのですが、正常な脳を持っている人は誰でも感じることです。
特に、将来に不安を感じるのは日本に多く見られる傾向だそうで、アメリカ人に比べて慎重な人が多いので、そうかもしれませんね。
科学的には、幸せホルモンと言われるセロトニンの生成が少ないためと言われています。
セロトニンは、ストレスなどを感じるとその生成が減るので、減ってしまうと、不安を感じるようになるそうで、ここでいろいろと行動が止まってしまうのです。
何でこんなお話をしているかと言うと、いくら目標を立てても、それが「実現不可能」と一度思ってしまった瞬間に、不安の方が大きくなり、行動できなくなり、目標達成できなくなってしまうからです。
もしかして、あなたも目標を立てては見たものの、途中でやめてしまった、関心が薄れてしまったと言うことはありませんか?
実は成功している人の多くは、「失敗することが考えられない」と言う、普通の人とは違う脳の持ち主だったりします。
だから、迷わず自分が決めた道を推し進めることができるので、結果が伴うのです。
でも、私たち一般人は、脳みその中身をいきなり変えることは出来ませんので、別の方法を考えなければいけません。
そこで、ここ最近、アメリカで注目されている新しい目標設定の方法があります。
それが、
“Premortems Thinking”と言う思考法です。
Premortemsと言うのは造語で、元々、Postmortems(検死)を意味する単語の逆に意味で作り出されました。
Postが「後」の意味で、「Pre」は「前」の意味なので、「死亡前診断」と言った感じでしょうか?なんかちょっと怖いですよね。
でも、このPremortems Thinkingの意味は、先に、「失敗することから考える」と言う逆算思考になります。
あなたが何か目標を立てたとします。
この目標を実行、達成するにあたって、「失敗する」要因を先に挙げます。
「これをしたら失敗するよね」
「これをしなかったら失敗するよね」
と事前に予測することができる「失敗」を挙げて、それを回避する方法を事前に考えた上で、目標へのプロセスを考えていくと言うことです。
だんだん分かってきました?
冒頭でもお話した通り、“普通”の人は、先の見えないことに対して不安を覚えやすいので、不明確なもの、また不安を作り出すものを事前に排除しようと言うアプローチになります。
以前から何度もお伝えしているように、どんなに優れたツールやテクニックを使ったとしても、目標が明確でない、また、それを実行するためのあなたの想いがそこに乗らないと、絶対に目標達成することはできません。
「とにかく頑張る」とか「一生懸命、真面目にやれば行ける」と言う精神論も大切なのですが、私たちの行動原理をきちんと理解して、そのアプローチ方法を知り、それを実践することが成功への早道になります。
「失敗することが考えらない」脳みそを持っている人には、今の考え方では絶対に勝てません。
先の見えないものに不安を感じる、壁にぶつかった時に行動が止まってしまう私たちができることは、先回りをして、少しでもその不安要素や壁を取り除くことだと思います。
アメリカのコーチングやコンサルの世界では、このPremortems Thinkingが主流になってきています。
実際、私がクライアント様との目標設定の中では、具体的な、そして実践可能な行動計画を立てて、いろいろな施策を行っています。
そして、何より大切なのは、年初の「手帳の使い方」でもお話した、進捗管理・差分管理をしっかりと行うことで、先が見えないと言うことがなくなるので、行動し続けることができます。
そんな二人三脚で、あなたのウェブマーケティングでの実践をサポートしますので、きちんと目標設定をして、きちんとウェブサイトやウェブツールを使いこなしたい、と言うことであれば、個別コンサルをご利用下さい。
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何か不安に思われていることなどあれば、一度、ご相談下さい。
お待ちしております。