これまでもメルマガの書き方やブログ、ホームページでの情報などに関しては、お客様が求めているものをきちんと把握して、それに合った情報を発信することが大切だとお伝えしてきました。
そして、それができた上で、セールスができるわけですが、問題はきちんと、積極的に「売って」いるか?と言うことです。
こう聞くと、みなさん「あたり前じゃない、ちゃんとホームページに並べて分かりやすくして売ってるよ」とお答えになります。
しかし、私から見ると、それでは「売ってる」ことになってはいません。
「売っている」とは、買ってもらう工夫がされているかと言うことです。
ここで重要になってくるのが、「価格戦略」なんです。
買ってもらいたいから、割引する、プレゼントをする、ではなく、その価値、お金を払うに値するかを感じてもらえるような価格設定をすることが大切になります。
そして、仮に安く提供したとしても、その次の商品にアップセルする仕組みがあれば、その安くすると言う価格設定も意味あるものになります。
最近では、ゲーム業界はそうですよね。
基本プレイは無料、もしくは廉価で、アイテムやスキン(キャラクターの衣装)などを買うと言う仕組みが出来上がっています。
しかも、課金だけでなく、プレイによって獲得できるものもあり、その難易度もちょうどいい感じに設定されていたりします。
これは、「無料サンプル」「無料お試しセット」または、廉価の「1週間お試しセット」などがそうですよね。
まずは最初の一歩は廉価で提供して、その購入者に対して、本体の商品をアップセルすると言う商品構成をしておきます。
そして、さらにポイントになるのが、そのアップセルした本商品も、そのグレードや付ける項目によって、いくつかの段階を用意することです。
車の価格設定がいい例です。
同じ車種の車でも、その装飾品やオプションなどでいくつかのグレードがありますよね。
これが購入意欲を掻き立てる装置になっていたりします。
本当に堅実に、またお金をあまりかけたくないと言う人には、余計なオプションのない一番下のグレードを用意しています。
どうせなら、また買い替えの車なので、ちょっと背伸びしてと言う人には、一番上のグレードを。
そして、一番下のグレードではちょっと・・・と言う周りの目を気にする人(ここが一番多い)向けに、中間のグレードを用意するなど、お客様の嗜好や状況に合わせた価格設定、商品構成をすることで、お客様が「買いやすく」なります。
一つの商品を、一本の価格設定にしてしまうと、どうしても他社の商品、また類似商品との比較になってしまうので、お客様の関心を外に向けさせるのではなく、あなたのサイトの中で、その“選択”をしてもらう、と言うことが「売る」ことに重要になってくるのです。
こうした価格戦略、商品構成を事前に設計しておくことで、よりこれまでのメルマガやブログからの誘導が効いてきます。
全てが、売るためのプロセス=「商いの設計図」で回していくことが重要になります。
ぜひ、あなたもこの価格戦略も含めた「商いの設計図」を作って、実践してみて下さい。
他社に負けない、他社にお客様を逃さないしくみを作って下さい。