ホームページやウェブマーケティング戦略を組む上で、使うキーワード選びが重要であることは、これまでお話をしてきました。
簡単に言えば、あなたがホームページで、「日本語」を使えば、「日本語が分かる人」が対象のお客様になります。
英語を使えば、英語が分かる人、中国語を使えば、中国語が分かる人がお客様になると言うことです。
また、その国ごと、民族ごと、国内でも地域ごとに、その習慣や思考なども違いますので、自分の対象者がどう言う属性のお客様なのかをしっかりと定義しておくことが重要です。
実は、この顧客属性をしっかり行うことで、攻め方も見えてくるのです。
そのいい例をご紹介しますね。
アメリカ旅行をしたことがあればご存知かと思いますが、アメリカのレストランのメニューの多くは、こんな感じです。
そうなんです。アメリカのレストランのメニューって、オール文字なんです。
なぜか?と言う理由は様々あるのですが、アメリカ人は、料理に何が使われているかが気になるようで(アレルギーなどを気にしている)、それらが細かく書かれていることが当たり前になっています。
アメリカのレストランのメニューは文字、と言うのが一般的になっているので、日本食レストランもオール文字メニューが多いんです。
これは、実際のレストラン経営者の方に聞いた話なのですが、注文した料理が想像したものと違ったとキャンセルされることもあるらしいのです。
逆に、隣の席に出てきた料理を見て、「あれは何ですか?」とか、「あれと同じのを下さい」と言われることもあるそうです。
マーケティング的に見ると、これ「機会損出」が起きているので、事前に防ぐことで、もっと効率的に売ることができると言うことですね。
このメニューの話が、どう顧客定義と攻め方についてのお話しにつながるかと言うと、アメリカのレストランのメニューは文字メニューが一般的で、機会損出が起きていると言うことは、日本のようなカラフルな写真付きのメニューであれば・・・と言うことです。
日本では、写真付きのカラフルなメニューが当たり前ですが、アメリカでは逆に新鮮なので、また、先ほどのような機会損出も減らすことができるとすれば、採用しない手はありません。(日本のメニューは食材名がメニューに入っていますので分かりやすですね)
最近では、アメリカでもファストフードなどでは、デジタルサイネージ(電子看板)で、メニューが写真付きで表示されるようになってきましたが、一般的なレストランでは、まだまだ文字メニューが多いです。
アメリカのデニーズなどのファミレス(?)系のレストランでは写真付きメニューがあるのですが、そこ止まりです。
もし、自分がアメリカでレストランをやっていれば、やるべき戦略として、日本のような写真付きメニューを出すと思います。
自分が相手にしたいお客様層を決めたら(顧客定義)をしたら、その市場で当たり前と思われていることとは違う、攻めるべき穴がありますので、そこを突いて行きます。
つまり、これまで当たり前と思われているところと同じ土俵で勝負するよりも、他とは違う、他ではやっていない、ブルーオーシャンを攻めていくことが肝心です。
顧客定義をしっかりと行うことで、そのお客様がいる市場が見えてきます。
その市場で、“当たり前”と思われていることを炙り出します。
その上で、その当たり前を覆す、またはやっていないことを攻めていきます。
ちなみに、この「メニュー戦略」は、お客様を動かすしかけ戦略でもあります。
以前、「しかけ」のお話しをしましたが、また、「お客様を動かすしかけ」づくりについてお話ししたいと思います。
あなたの本当に相手にしたいお客様は明確になっていますか?
そのお客様がいる市場動向は把握できていますか?
その市場でのブルーオーシャン(攻め所)が見えていますか?
ぜひ、顧客定義をしっかりと行い、攻め所を見つけて下さい。
もし、あなたさんも顧客定義をしたいと言うことであれば、お手伝い致します。
そして、その顧客定義を元に、攻め方を決め、それに沿って、ホームページやお客様の流れ(商いの設計図)を作り、それを回して行きます。
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