これだけ、ソーシャルメディアが発達してきた中で、メールはもう読まないのでは?と思われている方が多いのですが、実は、まだまだ、と言うか、メールは、セールスクロージングで最も強力なツールになります。
実際、私も遠隔から、また外出先からでもメールでクロージングをしていますので、今ではなくてはならないツールになっています。
今日のお話は、このメールを読まれる率を高める方法、またメールだけでなく、ブログやSNSでの記事を読んでもらえる書き方についてになるので、ぜひ参考にしてみて下さい。
まず、理解しておいて頂きたいのは、メディアとお客様ステージの関係です。
Facebookやインスタ、twitterなどのソーシャルメディアは、「なんとなく情報を流し見する」潜在顧客層です。
SNSで発信する情報(キーワード)に、その潜在顧客の興味がひっかかれば、そこからブログへと誘導します(誘導するしかけを設けます)。
ブログは、これまでの記事を一気に読み返しができることから、ブログ読者は、その情報に興味のある人、会社やあなた自身に興味を持ち始める人になります。
そこで、ブログとホームページは一緒ですので(私がお勧めしているWordPressでのホームページ)、ここで、その興味を持った情報に関しての無料オファーを提供して、「お名前」と「メールアドレス」を残してもらうしかけを用意します。
ここで無料オファーに登録してくれた方が、見込客となります。
この見込客に対して、さらなる詳しい情報、また、一般のお客様(登録前の潜在顧客層)より先に情報提供することで、関係性を深め、セールスOKの状態にしていきます。
こうしたメディアとお客様層の関係を理解できれば、自ずと発信する情報も変わってきます。
さて、ここで見込客に対して、メールで情報を発信していくわけですが、ポイントは「読まれる」ものでなければ、その効果は発揮できません。
では、どのようなメールが「読まれるメール」になるのでしょうか?
1つは、これまでもお伝えしている「お客様が知りたい情報」であること。
この「お客様の知りたい情報」は、まずは顧客定義をしたお客様が知りたいと思われる情報から始めていきます。
その上で、メールの反応率やその誘導先であるページのアクセス数、また、Facebookページでの投稿で、どの投稿の「いいね」が多いのか、コメントやシェアが多いのかを確認します。
その多い情報が、「お客様の知りたい情報」になりますので、メールで発信する情報もそこに寄せていきます。
このポイントについては、以前の記事に詳細を記載してありますので、参考にしてみて下さい。
そして、もう一点、「読まれるメールを書くコツ」について、その“書き方”です。
内容は、「お客様の知りたいこと」を中心に書くのですが、それが読みやすい、また分かりやすい言うことも重要です。
読みやすい、分かりやすいメールの書き方は、
「二人称で書く」です。
二人称で書くとは、「あなた」を主語にする書き方です。
伝えたいことを書こうとすると、どうしても自分が主語になってしまいます。
そこで、主語を「あなた」にするように、文章を書きます。
また、メールのタイトル、文章内でお客様の名前を呼びかけることも、読んで頂けるポイントになります。
このメールもそうですが、多くのメール配信システムでは、お客様(獲得した見込客情報)のお名前を自動変換で差し込む機能が備わっています。
あなたは、すでにご存知かと思いますが、こう言うことです。
・「あなた」を主語にする。
・お客様の名前を盛り込む。
ここで知っておきべきことは、「あなた」を主語にすることで、その文章が、「あなた」=お客様にとってのメリットを書いていることになる、と言うことです。
いつもは、商品やサービスの詳細や機能を書いていたかと思いますが、これは、その商品やサービスが主語になった書き方になっているはずです。
これを「あなた」を主語にすることで、メリットが伝わるようになります。
論より証拠。アップルのiPadの商品ページを見てみて下さい。↓
https://www.apple.com/jp/ipad-10.2/
どうですか?「あなた」が主語になっていますよね。ただ、日本語のいい点は、主語を省略できることなので、実際には「あなた」とは書いてありませんが、主語になっているのはわかると思います。
実際に、英語版のサイトでは、きちんと「You」と主語が書かれています。↓
https://www.apple.com/ipad-10.2/
読まれるメール、ブログの書き方のコツは、
・お客様の知りたい情報を書く。
・お客様の反応率を見て最適化していく。
・「あなた」を主語にして書く。
・お客様の名前を差し込む(呼びかける)。
と言うことになります。
これを、あなたのメルマガ、ブログ、SNSなどでの情報発信で心がけてみると、確実に反応が変わってくると思います。
ぜひ実践してみて下さいね。