前回、「飲食店でも通販などを・・・」をお伝えしましたが、一点、修正と言うか追加でお伝えしなければいけないことがあります。
日本では、食品を通販を行う場合は、飲食店経営とは別の許可が申請が必要です。
最近は、こうした状況なので、いくつかの飲食店が、これを知らずに食品の通販を行ってしまっているようですが、厳密には法令違反になってしまいますので、注意が必要です。
食品の通販を行う場合は、最寄りの保健所にご確認頂ければと思います。
飲食店での通販は、何も「食品」だけではありません。
食品以外の物販は行っても良いので、Tシャツやキャップなどの衣料品、マグカップやマイ箸などのグッツ販売もありです。
ただ、ここで間違ってはいけないのは、そうしたTシャツなどに、「お店の名前」やロゴは入れてはいけません。
もし、こうしたグッツを作るのであれば、お寿司屋さんであれば、お寿司をデザインしたものや、食材や料理をデザイン化したもので作ります。
これがデザイン性やオリジナル性溢れるものであれば、今の時代、インスタなどで拡がる可能性が十分あります。
お店の名前やロゴの入ったものは、元々ブランドのあるお店であれば良いのですが、そうでない場合は、みんなが欲しいとは思いません。
でも、Tシャツの真ん中にお寿司や料理のイラストが入っていたり、少しオシャレなデザインのものであれば、それを着て写真を撮りたいと思うものです。
そして、まずこれを、これまでレストランに来て頂いているお客様からお伝えして、“お店の支援”としてご協力をお願いするというアプローチで行うと良いでしょう。
そうしたファン客へのフォローも含めた協力要請が、さらなる拡がりを促進することにつながっていきます。
「そのTシャツ、かわいいね。どこで買ったの?」って。
今、こうした時期なので、イラストを書いてくれる人(フリーランス )は、たくさんいらっしゃいます。
フリーランスのマッチングサイトなどで見つけることができますので、そうしたものを利用するのも手でしょう。
少し話がズレてしまったのですが、とにかく「お金を生むしかけ」を用意していくことが大切と言うことをお伝えしたかったのです。
そして、こうした通販を行う場合、一番重要なことは、その場で決済できる体制と仕組みがあることです。
実は、これまでオススメしているWordPressで作るホームページには、「WooCommerce」と言う無料で使えるショッピングカートのプラグインがあります。
最近では、日本語化のプラグインも出てきていますので、送料・消費税の設定から、日本ならではの決済(銀行振込、ゆうちょ、LINE Payなど)や、通常のクレジットカード決済(クレジットカード、Paypal、Apple Payなど)も付いているので、自分のサイト内で、オンライン通販を始めることができます。
※ クレジットカード決済の手数料はかかります。
また、WooCommerceには、商品管理・受注管理の機能もついています。
オプションで、伝票の発行などもできるので、通常の通販を展開することができます。
今、アメリカの飲食店のクライアント様がいらっしゃるのですが、テイクアウトの受付を電話だけで行っているのですが、支払いを店舗で行っているため、そこにたくさんの時間を取られてしまっているとのこと。
事前に注文と決済をオンラインで済ますことができれば、もっと効率よくできるのではと、テイクアウトのオンライン受注システム(と言ってもそこまで大袈裟ではなく、このWooCommerceで構築)を準備しています。
もちろん、一般的な通販でも使えますし、また、通販以外の無形のサービスやダウンロード商品などの販売も可能です。
オンライン受注、決済のしかけを持つことは、オンラインビジネスでは必須です。
ひと昔前までは、クレジットカード決済を利用するためには、「マーチャントアカウント」と言うものを取得する必要があり、ある一定の条件を満たす企業しか取れなかったのですが、今では、Paypalで誰でもクレジットカード決済を利用できるようになりましたし、銀行振込を選べるカートであれば、すぐにでも始めることができる時代になりました。
オンライン決済を準備して、オンラインビジネスでの機会損出をなくしていきましょう。
医者の不養生とはよく言ったもので、まだ、私自身のサイトでは対応していなかったので、今、WooCommerceでオンライン決済を準備しています。
今販売しているサービスに、順次導入していく予定です。
必要であれば、もちろん、ホームページリフォームの際、このWooCommerceを導入して、オンライン通販サイトを構築することも可能です。
ますます需要が高まるオンラインでのビジネス。
しっかりとオンライン決済も用意して、お客様をお迎えしましょう!!