最近、近所にできたAmazon直営のスーパー「Amazon Fresh」に行ってきました。
基本的に中身は、数年前に買収したオーガニックスーパー「Whole Foods」で、Whole Foodsオリジナルブランドの商品(PB商品)も売られています。
Amazon Freshの最大の魅力は、最先端の買い物かご「Amazon Dash Cart」です。
まず、店内に入る時、普通のカートにするか、Amazon Dash Cartにするか聞かれます。
Amazon Dash Cartは、スマホのAmazonアプリと連携して、支払いもそのアプリ(Amazonアカウント)からすることができます。
なので、まず、Amazonアプリを開き、Amazon Freshのページを開いてバーコードを読み取らせます。
このバーコードを読み込ませて、登録完了。買い物スタートです。
商品は基本的に、Whole Foodsと一緒で食品や生活用品、またデリのコーナーなどあって、普通のWhole Foodsと同じです。
そして、このAmazon Dash Cartのすごいところは、商品をカートの中に入れるだけで認識して、計算をしてくれます。
カートに備え付けの画面に、カートに入れた商品が表示され、合計金額を計算してくれます。
商品のバーコードをスキャンするのではなく、カートについているカメラで商品を認識するので、商品をカートに入れるだけで自動計算してくれます。
さらに、野菜や果物などの生鮮食品は、商品棚に書かれている4桁のコードを画面に入力してから、商品をカートに入れると、重さを計測して計算してくれます。
実際に現地メディアでも、オープン時に取材されていました。
さらに、探している商品などあれば、画面の右側に商品カテゴリがあり、それを選ぶと、どの売り場(どの列)にあるかを教えてくれます。
さらに、
Amazonだけあって、「Alexa」がサポートしてくれます。店内に数カ所、端末が置かれていますので、そこで探している商品などを調べることができます。
また、店内の一角には、Amazonの売れ筋商品や、Amazon端末や注文した商品をピックアップするAmazonロッカーがあったりします。
Amazonで買った商品の返却も、ここのカスタマーサービスで受けてくれます。
買い物が終われば、最後はお会計ですが、Amazon Dash Cartの人は、専用レーンに行くだけで、最初に登録した自分のAmazonアカウントから決済されるので、あっという間に終了です。
あとは、カートから買った商品の入った紙袋を取り出して、外に出るだけです。
“払った“という感覚がないので、「本当に出ていいの?」となります。
Amazonアプリの「Your Order」のページを見たら、ちゃんと決済されていました。
もちろん、普通のカートを選んだ人には、通常のレジがありますので、そこでいつも通りに支払いをすることもできます。
このAmazon Freshの大きな特徴は、最先端のショッピングカートだけでなく、これからの新しい時代の買い物の仕方にあると思います。
店内には、普通のスーパーでは考えられないほど多くの従業員がいます。
彼らは何をしているかというと、品出しだけでなく、オンラインで注文された商品をピックアップして、デリバリーまたは、お客様がお店にピックアップする用に準備する要員です。
コロナ禍で、外にできるだけ出ないようにと言うことで、レストランなどのデリバリーサービスが好調であることに呼応して、こうしたスーパーのデリバリーサービスやピックアップサービスも伸びています。
なので、Amazon Freshもスーパーの形をしているのですが、実際には、Amazonの食品、生活用品の“倉庫“と言った感じです。
これからは、レストランも実店舗も、オンラインでオーダーして、デリバリーまたはピックアップが当たり前になってくることと思います。
オンラインで先に決済をしてしまう(決済できる)ことで、より面倒さ、煩雑さがなくなり、より多くの消費できる流れを作っています。
これは、大きな資本があるなし関係なく、こうしたライフスタイルになって行くことに対応できるかが、今後の生き残り戦略の大きな鍵になると思います。
オンラインで注文・決済、デリバリーまたはピックアップ。
こうした体制を準備することをお勧めします。
ご参考まで。