前回、セールスメールの反応率を高めるコツとして、「お客様の気持ち」に則したプロセスになっているか、その状態になっているかでセールスのタイミングを図りましょう、というお話をしました。
そこで、今日はこの「お客様の気持ち」を動かす秘訣についてお話したいと思います。
すでに「新・商いの設計図」をダウンロードされ、また、5回の特別メール講座もお読み頂いたことと思います。
勘のいいあなたであればお気づきなのかもしれませんが、この「新・商いの設計図」に、この「お客様の気持ち」を動かすしくみも含まれています。
え?どういうことかって?
なぜ、目に見える「設計図」にしているのか、というところが重要なのです。
ただ、広告を出して、サイトに誘導して、すぐに買ってくれるという流れができているのであれば、正直、「設計図」は必要ありません。
しかし、多くの企業はそんなことはないと思います。ほとんどの場合、取扱い商品やサービス、また、会社やあなたのことを知って頂くというプロセスがどうしても必要になります。(これがブランディングになります)
つまり、「お客様の気持ち(買いたくなる気持ち)」と、「あなたを知って頂くプロセス」はイコールなのです。
あなたのことを、商品やサービスのことを知って頂くということが、お客様の購入意欲と密接に関係しているのです。
いつも例に出させて頂いている、福島県いわき市にある「常磐テント商会」様では、ブログやFacebookページを活用して、施工事例やテントに関する情報を発信しています。
特に、施工事例では、テント屋さんでありながら、社長ご自身がお客様と一緒に写った写真をFacebookページに掲載しています。
実は、この写真がもの凄い営業マンになってくれていて、他のお客様が検索エンジン経由でいらっしゃったお客様が、そのお写真を見て、見積り請求されてくるのですが、実際に内見で社長がお伺いすると、「あっ、写真に写っている人が来た来た」ということで、お話がスムーズに進み、ほぼ9割方、その時点で受注ができるようになったとのこと。
もちろん、これは狙い通りというか、しっかりと「商いの設計図」を回している結果で、「お客様の気持ち」と「会社や商品のことを知って頂くプロセス」が一致するように設計して、それに則した情報発信と、その先の受け皿を用意しているため、望む結果につながっています。
ここで誤解をしないで下さいね。
社長が写っている写真をFacebookに掲載すればいい、という短絡的なことではありません。
あくまでも「お客様の気持ち」の醸成のために、「会社や商品を知って頂くプロセス」の一部として、そうした情報発信をしているということが重要なのです。
あなたには、あなたの商材に合ったアプローチがあります。
それが、写真かもしれませんし、また違う情報発信かもしれません。
それは、「お客様の気持ち」を動かすことができるものであるかという点で考えていくことになります。
どのような情報があったら、お客様はあなたや会社のことを信頼し、御社から買いたいと思えるのか。
そのためには、どれだけのステップを重ねていけば良いのか。
いきなりの本命の販売ではなく、より、それを知って頂くための廉価版、もしくはお試し版など、まず、本命商品を知って頂くための商品やサービスから入ってもらうというアプローチもあることでしょう。
また、実際に体験して頂く、また詳しい情報を知って頂くということで、説明会や頒布会、セミナーなどを開催することもあることでしょう。
またまた、文字よりも多くの情報をお届けすることができる動画での情報発信もひとつのアプローチでしょう。
「新・商いの設計図」は、ひとつの例として挙げさせて頂いておりますが、ステップ、アプローチは基本的なものとなります。
その数や内容が、御社の商材次第で変わってくるということになります。
さて、今、あなたがFacebookやブログ、メルマガで発信していることが「お客様の気持ち」を動かす=「あなたのことを知って頂くプロセス」になっているでしょうか?
いわゆる「ブランディング」をしていくことが、この「新・商いの設計図」で目指す部分でもあるのです。
中小企業が生き残るためには、いかにお客様に、会社のこと、商品のこと、そして、あなたのことを知って頂くことができるのかが成否のポイントになってきます。
今一度、「新・商いの設計図」や特別メール講座を読み直してみて下さいね。
そこに、「あなたを知って頂くためのプロセス」を当てはめてみて下さい。
常磐テント商会様では、ニッチではありますが、需要を持ってサイトを訪問されているお客様に対しては、確実に「ブランディング」が出来上がっているのです。
御社のサイトでも「ブランディング」を確立していきましょう。
それでは、また。
いつもありがとうございます。