前回の記事で、今、アメリカのウェブマーケティングトレンドで、Eメールの威力が再評価されていることをお伝えしました。
この記事の中で、「再オプトキャンペーン」という言葉が出てきました。
そもそも「オプトイン」というのは、いわゆる、無料レポートなどでの見込客獲得するキャンペーンを指しますが、「再オプトキャンペーン」は、「再度」ということなので、既存の見込客に対して行うキャンペーンを指します。
これは、記事の中でも書いた「リマーケティング=再度ウェブサイトを訪問してもらう」施策の一環になります。
つまり、すでに獲得している見込客リストも、すべてが「活き」ではないので、その整理が必要です。
今ある見込客リストも最初のご登録を頂いてから数年が経ってしまっているのであれば、もしかしたら、メールアドレスが変わってしまったり、また、登録していることそのものを忘れてしまっている方もいるかもしれません。
そこで、新規の見込客獲得も含めてなのですが、既存の見込客に対し、新しいオファーを提供し、「再登録」してもらうことで、「リマーケティング」となり、関係性の改善・強化につながると考えられています。
情報発信の習慣化だけでなく、定期的に再登録頂くために、オファーを用意して、再登録頂くしかけが必要です。
本場アメリカのディズニーランドではやっていないのですが、東京ディズニーランドでは、季節ごとにスペシャルイベントを行っていますよね。
これは、一度訪問してくれたお客様が再度来園頂くために、常に新しいイベントやアトラクションを追加していくことが、この「再オプトキャンペーン」に当たります。
新規の見込客獲得のための入り口を用意しておくことはさることながら、このように既存の見込客の「リマーケティング」を行うために、「再オプトキャンペーン」を展開することの重要性が、今、アメリカで再注目されているのです。
そして、この「再オプトキャンペーン」を展開する上で、一番強力なツールがダイレクトにメッセージを伝えることができるEメールだということで、その重要性が再評価されているというわけです。
一番セールスに近いメディアは、ソーシャルではなく、ダイレクトに伝えることができるEメールになりますので、このリストの整理が非常に重要になるわけです。
仮に、登録したことを忘れてしまっている、もしくは、興味のあるネタが来ないので読んでいないという見込客の方がいらっしゃれば、この「再オプトキャンペーン」によって、新たな価値を提供することで反応してくれれば、セールスチャンスは増えることになります。
つまり、御社の持つ見込客リスト(メルマガリスト)の価値は、その数ではなく、「活きているリスト」かどうかという所にあります。
「リマーケティング」では、広告から再度ホームページに誘導頂く、途中で注文をやめてしまった方にフォローする、というだけでなく、今ある見込客リストの中から購読をやめてしまった方を呼び戻す(呼び起こす)施策が「再オプトキャンペーン」ということになります。
御社の見込客リストは「活きリスト」になっていますか?
現在の数に慢心するのではなく、反応率や転換率などを見て「活きているか」をチェックしてみましょう。
ご不明な点などございましたら、お気軽にご相談下さい。
お待ちしております。